「川貝炖雪梨銀耳」はぷるぷる・とろとろ・シャキシャキな食感が楽しい、秋から冬の季節にぴったりな甘いスープ料理です。使われる食材は、川貝、雪梨、銀耳の3つ。これらを氷砂糖でじっくり煮込むことでできあがります。
川貝とは、四川省で収穫される貝母の呼称です。貝母は咳や痰に効くとされるハトムギに似た植物で、四川省産の川貝は通常の貝母の10倍もの値がつく高級食材として知られています。
雪梨は日本の二十世紀梨にも似た、シャキシャキとした瑞々しさが特徴の中国産の梨です。日本人にはその印象が薄いかもしれませんが、梨は中華料理によく使われる比較的ポピュラーな食材です。
そして、銀耳は白キクラゲのこと。中国では高級品として薬膳料理に用いられてきた食材です。氷砂糖でじっくり煮ることで繊維が溶け出し、ぷるぷるとした食感のゼラチン状になります。
黄金色に輝くこのスープは、肌・肺・喉をうるおす甘くやさしい味わいで、飄香の料理長・井桁が所属する松雲門派では、胃をリラックスさせる料理として前菜の前にお出しする一品でもあります。
伝統四川料理を今に伝える成都・松雲門派の正統な継承者であるシェフ井桁良樹が日本人が知らない本当の四川料理を提供します。この記事を見て飄香に興味を持った方は、以下のコンテンツでより詳しく私たちについてご覧いただけます。